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2021.08.20 Friinfoブログ事務所より
キュービクルは工場・ショッピングモール・テナントビル・病院など、大規模に電力を消費する設備で使用される変電設備のことです。
商業施設の駐車場やオフィスビルの屋上などによく設置されている「キュービクル」。
名称は知らなくても、「変電設備」と書かれた大きな金属製の箱を一度は目にしたことがあるかと思います。
このページでは、「キュービクル」とは何なのか?
その仕組みや、導入するメリットなどについても解説していきます。
受電設備=キュービクルの新設をご検討の事業者さまは、是非ご参考になさってください。
キュービクルは、発電所から送られてくる6,600Vの電気を100Vや200Vに変圧する受電設備を収めておくための箱を含めた装置。商業施設の駐車場や屋上、工場設備脇など設置されます。その他、大型のビルの地下や屋上にも設置されているのを見ることができます。
かつて設備や機器で電力を得る場合は、施設内に電気室や変電室を設けて変圧を行っていました。たたこれでは、施設内にそれなりのスペースを確保せねばならず、機器毎に同様の変電設備用意しなければならないことから、必ずしも効率的とは言い方部分もありました。
この問題を解決し、且つメンテナンスを容易にする目的でキュービクルが作られるようになった訳です。
発電会社はメジャーなところでは、東京電力・中部電力・関西電力・東北電力・九州電力・中国電力・四国電力・北陸電力・北海道電力・沖縄電力といった10社があります。
これら電力会社の発電所で作られた電気は、各地の変電所を通って降圧されながら鉄道や工場、ビル、中小工場、一般家庭へと運ばれていきます。
発電所から運ばれてくる電気を利用ためには、「低圧電力」と「高圧電力」のどちらかを契約する必要があります。
まず「低圧電力」は契約電力が50kw未満で、美容院やカフェなどの小規模事業者、一般家庭などが対象となります。
一方、「高圧電力」は契約電力が50kw以上で、工場や商業施設、オフィスビル、病院、学校などが対象となります。
「低圧電力」は、変電所からくる6,600Vの電気が電柱に設置されている柱上変圧器(トランス)で降圧されることによって、一般家庭や事業所などで使用できるように調整されます。
一方、「高圧電力」は6,600Vの電気を敷地内に引き込む必要がありますが、6,600Vは高圧すぎることからそのまま利用できないため、施設内で降圧するためにキュービクルを設置する必要があります。
施設によって変動はあるものの、導入には200〜500万円程度の費用が必要と言われている一方で、高圧電力を選ぶことで低圧電力よりも安い料金単価で利用できるというメリットがあります。
そのため、多くの電気を必要とする事業者にとっては、キュービクルの導入にかかる費用を考慮しても、電気料金が安く抑えられるというメリットのほうが大きい場合があります。
新規で高電力を必要な機器を導入される方。新たに商業設備やテナントビルを建てる計画がある事業者様は、キュービクルの導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。
以上、キュービクルの仕組みやメリットなどについて解説しました。
消費電力が多い事業者の方はキュービクルを導入して高圧電力にすることで、低圧電力よりも安い料金単価で電気を利用できます。
ジャパンキュービクルでは、中古キュービクルのオーダーメイドの他、新設や売却・施工・レンタル・移送などトータルに対応しています。低価格で高品質・高耐久の中古キュービクルをご検討の方は、ジャパンキュービクルまでお気軽にご相談ください。